@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000244, author = {田中, 実 and TANAKA, Minoru}, issue = {3}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {Mar}, note = {極めて基本的な英語の日常語であるanyの意味は,実は辞書を見ても学術研究を見てもすぐわかるようには記述されていない。そこで,まず辞書に関して,英和辞典,英英辞典でanyの意味がどのように記述されているか考察した。英和辞典では,3つの点が明らかになった。(1)Polarity的な記述,つまりanyは非肯定文(疑問文,条件節,否定文)で使われ,肯定文ではsomeを用いる。(2)肯定文で使われるany。(3)anyの修飾する可算名詞の単・複数の違いを提示。一般英英辞典は,情報量が不足しすぎている。学習用英英辞典は,それよりは情報量が多いが,やはり不十分。Anyの学術研究には,数量に中心をおいたもの,semantic featuresに焦点を当てたものがある。こうしたanyの意味記述の中で問題として浮かび上がったのは,「『訳』による説明」の首尾一貫性の欠如,単・複数名詞と数量・種類の意味の混乱,anyの指す数量に焦点を当てることの問題点,詳細すぎてその意義の疑わしい分析などである。最後に,わかりやすいanyの意味記述の仕方として,radial structure, family resemblanceによる捉え方を示唆した。}, pages = {13--35}, title = {Anyの意味記述の困難さ}, volume = {18}, year = {2007} }