@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000283, author = {北原, 靖子 and 藤田, 啓子 and KITAHARA, Yasuko and FUJITA, Keiko}, issue = {1}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {Mar}, note = {一般的な個人心理療法(いわゆるカウンセリング)場面と異なり,幼児期の子どもに関する発達相談場面は,親・子・支援者の三者から成る複雑な面接構造となる。面接までの経緯も多様であり,扱われる問題の程度・広さ・認識される対応緊急性も重く大きい。こうした特徴が発達相談に訪れる親の支援ニーズや感情にどのように反映するかを把握するのは重要なことではあるが,現場の事例から直接的に比較検討するのは極めて困難である。そこで本研究では,発達相談・心理相談各々に関し条件を統制した仮想物語文を作成し,女子大学生を対象に,主人公の立場に身を置いたときの支援ニーズや対応後の感情変化を把握する質問紙調査を実施した。その結果,支援希望の分析から,発達相談場面では心理相談場面と比べ支援ニーズがより高く多様であり,個人差も大きいことが示された。また,診断が明確にならなかったとする物語後段読了後の気分変化の分析から,発達相談場面では心理相談場面と比べ,不安感情が優勢となり別途再相談への希望も有意に高いことが示された。対象・手続き共に間接的な方法ではあるが,発達相談における親の複雑な認知的感情的特性について具体的な見通しが得られたといえよう。}, pages = {83--100}, title = {わが子の発達の遅れを心配する親の認知感情特性 : 仮想場面を用いた手続きの試行}, volume = {17}, year = {2006} }