@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000324, author = {長島, 一比古 and Nagashima, Kazuhiko}, issue = {2}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {Mar}, note = {古来呪文は人間の心身にさまざまな影響を及ぼす不思議な力があるものと信じられてきた一種の人間の心の表現形式である。それはある意味では特殊な媒体であるが, 文学作品の中で, 作者がある明確な目的を持ってその特性を利用する時, 読者の想像力を覚醒するとともに, 作者が意図した雰囲気で作品全体を包み込み, 読者が心の奥底で主題に触れることを容易にすることができるという利点がある。この手法は特に詩的作品で用いられることがあるが, その効果を一層際立たせるために, 強弱格という韻律とともに使用される傾向がある。この韻律は, 文学作品で使用されることはまれであったが, 一般に流布していた歌や童謡によく使用された。前者ではシェイクスピアがその戯曲の中で魔女や妖精の呪文めいた台詞や挿入歌などでよく用い, 後者の童謡においても何か詰めいた雰囲気を醸し出している。これらの作品では, 強弱格と呪文との融合が, 読者の潜在意識に働きかけ, 言葉の喚起性を認識させ, 読者を作品の世界へと導くのである。}, pages = {45--60}, title = {強弱格の呪文的用法 : 伝承童謡とシェイクスピア劇}, volume = {14}, year = {2003}, yomi = {ナガシマ, カズヒコ} }