@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000345, author = {藤井, 信行 and Fujii, Nobuyuki}, issue = {2}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {Mar}, note = {バルカン戦争(1912〜1913年)におけるイギリスの対応を, イギリス議会(下院)での外相グレイのスピーチをとおして考察することを目的とした。その際, この問題が当時のイギリスの第一義的関心事ではなかったことを, 議会議事録を検討することによって論証しようとした。当時のイギリスの最重要問題であった第三次アイルランド自治法案問題と比較すると, いかにバルカン問題に対する関心が薄かったかが, 明白となる。いまひとつ論証しようとすることは, 外相グレイ(イギリス政府)のバルカン問題への誤った認識である。彼は, イギリスにとってバルカンにおけるオーストリアの有用性と, ヨーロッパにおけるオーストリアの真の機能を理解しなかったのである。イギリスはオーストリアのために何もしなかった。オーストリアは, やがてヨーロッパ協調を破壊することで, 自国の存続をはかろうとした。それは, 第一次世界大戦勃発の端初となった。}, pages = {23--34}, title = {バルカン戦争とイギリス外交政策,1912〜13年}, volume = {13}, year = {2002}, yomi = {フジイ, ノブユキ} }