@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000390, author = {鈴木, 賢司 and Suzuki, Kenji}, issue = {1}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {}, note = {『学習指導要領』に基づく日本の英語教科書は, 異文化理解のための教材が豊富に含まれている。このことは, 教授法として主流となっているコミュニカティブ・アプローチと相侯って, 英語によるコミュニケーション能力の育成に効果があるのであろうか。日本の英語教科書は, 扱われている異文化教材の数が非常に多く, 同じ教科書でとり上げている自国文化の数よりもはるかに多い。この意味で, 日本の教科書は異文化理解が内容上の主軸となっていると言ってよい。一方で中国は, TOEFLのデータでは日本人受検者よりも高得点を示しているが, その教科書には異文化理解という特徴はほとんど見られない。むしろ, 中国でのさまざまな生活の場面を英語を用いて表し, 会話の場面においては英語を用いて自国(中国)文化を相手に理解させようという, 自文化への強い傾倒さえ見受けられる。つまり, 異文化理解を促進することが, コミュニケーション能力を育成することに直接つながってはいないと言える。「話せる英語」が, 日本の英語教育の課題であるならば, 異文化理解と「話す力」との関係を捉えなおす必要がある。}, pages = {41--50}, title = {英語教科書と異文化理解}, volume = {11}, year = {2000} }