@article{oai:kgwu.repo.nii.ac.jp:00000410, author = {中澤, 浩一 and Nakazawa, Koichi}, issue = {2}, journal = {川村学園女子大学研究紀要, The journal of Kawamura Gakuen Woman's University}, month = {}, note = {国際理解教育の目標の吟味と教科の性格の検討を通じて考察すると, 地理は「他国・他民族・他文化理解」, グローバルな課題の学習を通じて「地球的市民性の育成」を中心にした面を担当することが適切であるといえる。「他国・他民族・他文化理解」では, ステレオタイプの認識にならないようにする必要があり, 文化相対主義の考え方を採用することが有効である。地誌学習を重視し, 生活文化に配慮する必要がある。事例地域選択方式は, 教材過剰化の克服には有効だが, 地域の多様性が見過ごされ, ステレオタイプになりやすい問題がある。アジアを理解する学習を従前より重視する必要がある。「地球的市民性の育成」では, 人口問題, 南北問題, 環境問題を中軸にすえ, グローバルな視野から地球的・人類学的課題の実態と問題性を認識させることが有効である。グローバルな視野からとらえさせる系統地理的学習と, 地域の諸条件との関連で具体的に理解させる地誌的学習を適切に組み合わせることが必要である。未来予測に立ち人類の危機を強く認識させ, 人類はなにをしなければならないか, 自分にできることはなにかを考えさせることが重要である。以上の面で現行指導要領や教科書は, 軽く薄い扱いになっている。今後改善が必要である。}, pages = {171--194}, title = {地理における国際理解教育の現状と問題点 : 概括と考察}, volume = {9}, year = {1998}, yomi = {ナカザワ, コウイチ} }